花盗人

店の前の歩道のガードレールの隙間に鉢植えの花を置いているのだが、昨日そのうち一つが盗まれた。閉店時、鉢植えを載せた台をしまうときに店長が気づいた。
今日は公休日なので女房殿と朝の挨拶をすませて野菜ジュースを絞ってもらったあと寝直して10時に目覚めた。女房殿が用意してくれたおにぎりを食べる。テレビなど見る気がしないので、ヴィヴァルディのグリセルダを聞きながらの読書は『動きすぎてはいけない: ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』千葉雅也。重唱が美しすぎるのか、本が難しいのか全然頭に入ってこない。
午後からは原稿執筆。疲れたところで入浴するが、湯船でトリートメントを温めながら、はてシャンプーはしたかな、記憶がない。まあいいかと頭を流して、また湯船に入って白日夢。ふと気づくとトリートメントは流したけれど、リンスはしたかな。呆然としているものである。
病気をしてから髪の毛が細く弱くなったので、手入れをしないと頭にぺたりと張り付いて実に貧相なのだ。だから、毎日トリートメントをしているのだ。毎日していることは、手に記憶が残らないから、今日やったかどうか忘れる。しかし、1分前のことがわからないとは。ついに来るものが来たか。
7時から秘密会合。なのだが、ここのところ休肝日を続けていたせいか、回りが早くて、泥酔してしまった。