アルバイトY子の初出勤日

本日の出張買取は5件。
井の頭、御殿山、北町とまわり、松月庵で昼食。T子は小さい体ながら、カツ丼ともりそばのセット(ほぼ二人前)を食べて、店の人に驚かれる。ぼくはたぬきそば。車3分の2(7~800冊)ぐらいになったので、いちど店に本をおろして再出発。
井の頭は戦前の判例総覧など。ほとんどが、買い取りできず。
2軒めに行ったお宅では、すらりと身長の高い美女が出迎えてくれる。年齢はわれわれより、少しうえだが、服装もおしゃれでみたこともないような靴を履いている。どこかでみたことある、女優だろうか。と、最初は思ったが、あ、思い出した。あの人は漫画家のIさんだ。
身のこなしもスマートで、おっしゃる言葉も美しい。ほかの本屋さんには相手にされなかったので、ずいぶん捨ててしまったんですよ、悔しいわ。また来てくださいね、と送り出された。
来ます、来ます。いつでも来ますよ。
昼食後出発の、深大寺は階段のないマンションの3階で、T子と二人で、十数往復して運び出す。辞書や洋書など。
この10倍ぐらいあったんだが、古いシェークスピア関連などは、千葉の図書館や大学に頼んで引き取ってもらったとのこと。だった、古本屋に安く買い叩かれるのはいやだから。
いやいや、お客さん、古本屋に売る事こそ最も必要としている人にその本を渡す近道ですよ、何しろそれを仕事にしているのですから。売る値段よりだいぶ安く買うのは、その通りです。商売ですから。でも、それは「買い叩く」とかいうことではなく、経済の現実なのです。
最後はもう7時頃になってしまった。熟年のご夫婦で、若い人と話せて楽しかったわ、と奥様。いや、いや、そんなに若くないのですが。
9時帰宅。夕食の後、Kに髪を染めてもらう。
本日は、アルバイトY子の初出勤日。ちょうど彼女が出勤してきた直後に、買取から戻ったのだが、その他のことがいろいろあって話ができなかったので、髪染め後に改めて出直して、今後の相談。
A子店長代理に昭和史の一次資料のリスト作りを指示。
今朝の体重56.9kg