西武展撤収

西武百貨店の最終日は、なんと7時閉場だったので、6時頃地下の食品売り場にあった「まいせん」のとんかつ弁当でまず腹ごしらえ。
お客様が買い物を終わる「自然閉店」を待って、7時20分ごろから、本を縛り始める。構想通り1時間でほぼ荷造りを終えて、運送屋さんの車を搬入出口のプラットホームに導きいれる。しかし、どこの催事でもこれが問題なのだが、会場から車まで品物を運ぶための籠台車(東京の本屋は「カーゴ」、あるいは「カーゴテナ」というが、西武では「パルテナ」という)が不足して、なかなか仕事が進まない。
よみた屋では今回はワゴン5台と、ガラスケース1台分の参加だった。ワゴンにはだいたい400から500冊の本がのる。補充分も入れて、一台あたり600冊ほどの本を持っていく。ガラスケースはダンボール2箱ぐらいしか入れられない。
今回は3000冊ぐらい持っていった。しかし、今回は大判の美術書が多かったので、2t近かった。帰りにはどのぐらい減ったか。体感では2割は売れたと思う。
運送屋さんはロングの2t車で来ていたので、そんなに高く積まなくても十分入りきるのだが、最初に言っておくのを忘れたので、奥の方から手前にかけてなだらかな斜面になってしまった。
催事の片付けはたいてい気が重い仕事だ。並べるときには少しでも売り上げが伸びるように工夫するのだが、帰りは「戦後処理」という感じである。ちゃんとできて当然で、失敗して品物を傷めたり、なくしたり、しまう順番を間違えればすぐに使うものが取り出せなくなったりする。
しかも、僕らの場合はいろんな什器などを使うので、片付けが面倒でみんなが帰った後もなかなか終わらず、最後はデパートの担当者に(早くしろよ、帰れないだろう、という顔で)見守られながら寂しく作業することもかつては多かった。今回は、ワゴンの台数が少なかったのでほぼみんなと同じペースで終わった。最後に残りそうだったのは女性店主が一人でやっているお店だ。
9時過ぎぐらいに池袋を出発したトラックに、男店員AとMが乗り込んで、僕と店長は電車で先回り。ぼくは店でトラックを待ち、店長は車を取りに行く。
トラックからすべて本をおろし終わったのが、11時。下ろした者の後片付けは、AとMと女店員Hに頼んで、什器を倉庫に持っていくために車に積み込んで、本日は終わり。11時半。
疲れたので、休肝日はやめにしてテング・ビーフジャーキーでビールを飲む。