A店長代理と神田へ行った

久しぶりにA店長代理を連れて神田へ行った。カーゴ6台分(2000~3000冊ほど)の仕分けである。覚悟を決めて、まずは古書センター内のカレー店ボンディで腹ごしらえ。
作戦は、もっとも仕分けに悩みそうな部分を最後にして、その前を一番きれいでやりやすそうなお茶の本、最初は大雑把に分ければよい口(一まとまりの出品物)で、真ん中に店の売れ残りですでに仕分けがしてあるものと、未分類だが本の傾向がはっきりしていてやりやすそうな物、という順番にした。
最も悩みそうなものを先に持ってくると、時間がかかってしまい、他の部分がいい加減になるからだ。仕事はコストとベネフィットのバランスが大切なので、手間がかかりすぎる場合はあきらめなければならない部分もある。
この判断はうまくいって、疲れが出たころの茶道書は、本が美しくて作業が気持ちいいだけではなく、持ち主が焚き染めていた香の薫りがほのかにただよって、癒された。そのお香は本に花を近づけると匂わないのが不思議だった。
途中、何人もの方が会館に来て作業をされていたが、みんな我われより早く終えて帰ってしまった。最後に残っていた藤井書店さんも帰ってしまって、私とA店長代理だけになってしまった。持ち帰りの荷物を積み終えて雨の中に車を出したのは、閉館時間を過ぎてしまい、職員の田代さんには迷惑をかけた。すみません。
子供たちは先に夕飯を食べていたのだが、私のために馬刺しだけは手を付けずにのこしておいてくれたので、みんなで食べた。
体重55.8kg