風邪を引いていました

福井の蟹食い旅行から帰ってきて、ひどい風邪で半分寝込んだようになっていた。仕事はどうにか最低限こなしていたが、うちに帰るなりベッドに倒れこむという日が続いた。熱は7度5分程度でたいしたことはないが、咳は出るし鼻水は止まらないし、目の奥が痛くてたまらない。たぶん男店員Mが店に持ち込んだものだ。
店長Sにもうつったし、今日は女店員Rがうちで気絶しているらしい。ふだん体力を鍛えてないからみんな風邪になるのか、それとも店員同士仲がよすぎるのか。一緒にいるのだから、うつるのも仕方がないもかもしれないが、自分が直ったころに、他の人がひき始めて、3人ぐらいを経て帰ってくるような気がする。そのころには免疫が薄れているのか。ピンポン感染ではなく、バレーボール感染である。
かつて整体の先生に年に一度ぐらいは風邪を引いたほうが、体の中のエネルギーの流れがリセットされて、かえってよいのだというようなことを言われた。だが、あんまり熱も出ないような風邪では、そんな効果もうすいんじゃないか。病気から立ち直ったら今まで以上に健康になりました、とは行かないようだ。
悩みや心配事はいろいろあるが、肉体の不調ほど気になるものはない。たんに僕が無神経なだけかもしれないが、人生の悩みなど歯痛の前ではたいしたことではない。風邪を引いている間は、するべきことをちゃんとできなくて、特に家族には迷惑をかけたと思うが、逆にこちらも人のすることを気にしているひまがなかったので、かえって楽だったのではないかとも思う。
その分いまになって、皿洗いもせずに早寝していたじゃないの、と非難がましい目で見られるのが気に障るのだけれど。