お土産は牛タンスモーク。
文翔館は山形の郷土史博物館だ。
もともとは大正5年に建てられた県庁舎で戦後も使っていたが、だったが、昭和59年に国の重要文化財に指定されて、建設当時の形に復元された。床は寄木細工、壁と天井は漆喰、内部にイオニア式の柱を模した装飾、中心に中庭と時計台のある西洋風建築である。
レンガを積んだ壁の上に石を貼ってある。現在は耐震上、中に鉄筋を入れ、昆虫の脚のような鉄骨で外からも補強している。しかし、温泉の多い山形県ではなぜか地震は少ないようだ。
入場は無料で、頼めばやはりボランティアのガイドが、やはり無料で着いてくれる。建築の面白さと、山形県の歴史とを同時に見学できる施設である。
http://www.yugakukan.or.jp/bunsyokan/index.html
われわれは、この文翔館に一時間たらずいただけで、新幹線に乗って帰ってきた。もう少しゆっくりすればよかったかもしれない。
昼食は駅弁。まだ暗くなる前に吉祥寺に着いたが、店には寄らず直接帰宅。すぐにシャワーを浴びたが、お湯をかけた皮膚から、わずかに硫黄泉の香りが漂うのだった。