ボロネーゼの作り方を教えて

10時まで寝坊して、朝食はチキンスープとビスケット。
借りてきたビデオでナスターシャ・キンスキー主演の「テス」(ポランスキー監督)を、おやつにトマトジュースを温めたスープとおせんべいを食べながら観る。あまりに極端な美貌は、往々にして本人も周囲の人も不幸にする、というような話。この手の映画では、主人公を際だたせるために、わざとらしい不細工を配置したりするものだが、ナスターシャがあまりにも美しいので、全部美人で囲んでも更に輝いている。画面はデビット・ハミルトンの写真のようにソフトフォーカス。とにかく映像が美しい。主人公は貧しいという設定だが、いつもきれいな服を着ているのが少し不自然。
すでに観たことがあるKは「女の一生を描いた映画だよ。女の一生、つまり破滅」とかつぶやいていた。たしかに男の一生は常に人生の途上で、途中のまま人生を終えるのだが、女は結婚して幸せに暮らしました、とか言って物語が完結してしまう。つまり、女は、女であることを捨てないでは、「一生」がない(あるいは全うすることができない)のだ。
「男と女じゃ、男が悪い」とか誰かがTVで言っていたが、そんなことを言われているうちは、女と男は出会うことができない。
息子1号が、Kに「ボロネーゼの作り方を教えて」。材料を買ってきて料理教室が始まる。ダイエットのため、ほんの少しだけ昼食にいただく。私の好みより甘みが強いが、とてもいい味に仕上がっている。1号は結構料理の才能がある。
夕方、Kに髪の毛を染めてもらう。ブローネ艶カラー。また、若返った。トリートメントもして、いい気分。
夕飯は、エゴマの生漬け(モデルのヨンアが雑誌『Oggi』で紹介していたもの)。肉野菜炒め。海老とためねぎの炒め物。息子1号のプレゼントのカーネーションを飾り、やはり彼が白馬で買ってきた氷結ワインで乾杯。母の日である。
今朝の体重56.3kg。
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