交通事故
家から店までの出勤は徒歩10分程度なのだが、月にいちどぐらいの割合で事故を見る。きのうも、ワゴン車の後部に、コンパクトカーが真横に突き刺さっているのを見た。現場は、道の反対側に駐車場があるものの、直線道路で、どうやったら90度の角度でぶつかるのかわからない。スピンして最後にあたったのだろうか。
数時間で事故は片づくだろう。一日中見張っているわけではない。知らないうちに、始末がついている事故はもっと頻繁にあるはず。
首都高速でも、数回乗るのに一度ぐらいの割合で事故を見る。高井戸から神田に行くだけの行程である。たいていは、ちょっとぶつかった程度の事故で、けが人などはなさそうだが、恐ろしいことだ。
私は運転が嫌いで、なるべくなら車に乗りたくない、と思っているが、仕事上そうも行かないので、頑張って運転している。たまに他の人の運転の車に乗ることもあるが、やはり自分で運転する方が気が楽だ。バスのようにプロの運転手ならいいのだが、当店の若い従業員などに命を預けるのは、相当に勇気がいる。私の双肩には、家族や他の従業員(や期待してくださるお客様)への責任が重~くのしかかってるのだ。私のからだは私ひとりのものではない、ただ私に預けられてあるのだ。したがって、かってにこの命とからだを、他の人にゆだねるわけにはいかないのである。
それとも、私は、人を信頼する能力に欠けるのだろうか。