あさって引っ越しだから、あした研究室に来てくれないかな

日曜日の出張買取は、70年代のまんが雑誌など二百冊と、デザインやビジネスのここ10年もの三百冊。あまり大量ではないが、水曜日に買い取って売場を塞いでいた建築基本図書が、まだ整理し切れていない状態だから、このぐらいでいい。5時前には帰店して、降ろした本を若旦那が店に置く本と、外の均一にする本に仕分けする。文庫はMTへ、古いまんがは佐藤店長へ。

宅配買取の査定が遅れている。月曜日には20箱分が届く予定だから、日曜日のうちに積み上がった箱を少しでも片付けておかなければ。北海道の大学研究室からの13箱を、店長と協力して開ける。半分は交通経済学など社会科学だが、半分はカントを中心とする哲学書で、とてもすてき。

月曜日。宅配買取が7箱しか届かないので、残りの13箱は明日になるのかと思い、お待たせしている1箱2箱の査定を進める。町田に住んでいる母親が訪ねてきたので、「神田まつ屋」の天ぷらそばで会食。戻ってきたところに、午後便で13箱が届く。

そこへ旧知の大学の先生から電話。「あさって引っ越しだから、あした研究室に来てくれないかな。200~300冊。」。明日は無理なので、今夜行きますと返事。

喫茶店で軽い夕食を食べ(なぜかそこで店長が転んだ)、アルバイトの面接。年度の変わり目で、既に来なくなってしまっているアルバイトもいる中、すぐに新しい人を雇いたいのだが、春休みなので学生の応募が少なめ。世の中で言われている人手不足は本当のようだ。

8時から出張買取に出発。縛りにして54束。通常は一束20冊ぐらいだけれど、分厚い本が多いので800冊ぐらいか。縛っている途中で雷雨になり、建物と駐車場の間を台車で運ぶのは不可能。運び出しは、明日の若旦那に託そう。