「いまから元の地点まで戻れ!」

息子一号は、まだ大市の片付けがあるので店番は私と店長、それにスタッフがひとり。留守が多かったので、来客が多い。不動産屋さんが西荻窪の物件を紹介してくれる。駅に近くてなかなか良いけれど、数軒先に同業者がある。20年吉祥寺で営業したので、いまさら西荻に帰るという気もしない。だが、立地や広さは魅力がある。しかし、間口が狭い。悩ましいことだ。

携帯の調子が悪いので、SIMカードを交換してもらう。なんだが甦ったようだ。保険で、交換してもらったときより新鮮な感じだ。あんしん保険の交換は実は新品ではなくリペア品なのだ。

夜は別のスタッフが来て我々は帰れるはずだった。久しぶりに「闇太郎」に行こうかと店を出た。しかし、そのスタッフの体調が急に悪くなってしまい、急いで食事をすませて店に舞い戻る。あれだ、軍隊の訓練で遠くまで行かせて、やっと着いたとほっとしたところで、「いまから元の地点まで戻れ!」と命令されるやつ。そんな気分である。

女房殿は今日手に入れた嵐のDVDを見たかったのだが、私はそれに気付かずにテレビの前を占領してしまっていた。それで、彼女は私が寝てから鑑賞したようだ。申し訳ない。