研究室の片付けは、今ぐらいの時期に呼んでもらえると助かる

昨日の出張買取は2件。しかし、両方とも1000冊弱で車2台分になった。

胸騒ぎがしたので、前日に宅配で買い取ったミシェル・フーコーなど哲学書2箱で3万円也を手早く整理して、予定を早めて息子1号と出発。

スタッフは10箱と聞いていたが、行ってみると紙袋十数個のほかに、収納庫の中に積まれた引越ダンボールが20箱以上ある。大半は時期の過ぎたビジネス書だが、30冊に一冊ぐらいの割合で思想書が混ざっている。何年も前からその場所に置いてあったようだ。箱から出すのに手間取って査定に時間がかかる。

午前中に引き揚げる予定だったが、1時ごろになってしまい、近所の小学校の下校時刻にかかる。車を先導して、お祭りの山車が群衆をかき分けるようにして通学路を脱出。

一度店に戻って本をおろす。いつもは女性スタッフ達に任すのだが、店長が膝の怪我で荷物を持てないので、わたしも荷下ろしに参戦。松月庵でカレー蕎麦を食べて、次は埼玉にある大学の研究室。今ぐらいの時期に呼んでもらえると助かる。多くの先生が、3月なかばのギリギリになってからご相談になる。

先生が既に必用な本を取り分けてくださっているので、査定は簡単に済んだ。社会科学の先生だが、人文書も多かったので、なかなかの収穫である。引き払う部屋をスッキリ片付けて800冊ほど。

行きも帰りも息子一号が首都高を運転した。免許をとった当初とは、ずいぶん変わって、確実で安心できる。わたしは翌日の「日本の古本屋」会議のことをゆっくり考えられた。

本を店に降ろし、市場に出すもの、店内で使うもの、100円均一で使うものに分けて終了。9時前には帰宅する。

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