本の嵐が吹き荒れる

今年のシルバーウィークという5連休にはレジャーに出かける人も多いが、我われのお客様になる人は休日を利用して片付けものをする人たちである。特に後半の数日は、持ち込みのお客さんが列をなすほどで、平均すれば一時間に二人ほどだから、それほど多いわけでもないけれど、一人一人が段ボール数箱ぐらいの量を持ってきてくださるので、箱から出し終わらないうちに他のお客さんが来られるということもしばしばなのだが、頼りの店長は嵐のライブとかで仙台に行ってしまっている。連休が明けてからは、宅配の買取が集中豪雨のごとくやって来る。しかも一新会の大市があるから出品する品物を作らなければならない。土曜日にはその集荷の人が来たところへ、佐川急便の人と、持ち込みのお客様と、購入のお客様と、問い合わせの電話とが重なって、てんやわんやである。本の嵐はこちらだよ言いたいところだ。それらが片付けきらないうちに、きのう日曜日は出張買取で3件だったけれど、それぞれ予想より量が多くて、2件目はクロッポイ本が家の中に分散しており時間がかかったし、特に3件めは本棚5個ぐらいと聞いていたけれど、本棚の幅が普通の半間のものではなくその1.5倍ほどもあるもので、しかもほとんどが2重のスライド棚(通常の半分だけスライドするものではなく、ドア型に開いて全面二重になっている)だから、3倍の15棚と同じほどあり、大型の本が多いから3000冊はないかもしれないが、一度車をからにしてから行ったののに、とても全部積みきれるものではなく、今日もう一度息子一号に行ってもらったが、それでもやはりのこったので、あさって私がまた取りに行くことになる。本の嵐が吹き荒れ、本の高山が店内に築かれたのであった。