兄弟の間の事は、よくわからない
北海道から帰省している息子2号が明日には戻ってしまうので、女房殿と3人、竹爐山房でBランチを食べる。東京で最もうまいと言われる中華料理屋だが、昼はリーズナブル。甕入り紹興酒で乾杯。2時ごろ食事を終えたが、折からの驟雨で出られない。暫く店内で雨宿りさせてもらう。
二十歳を過ぎた息子とゆっくり話す機会はそうそうない。今日は私が5年前に手術したときのことなどを話した。その頃は彼も高校生で、受験を控えていたしあまり不安を与えないように注意したが、次々にやってくるおおぜいのナースに下半身を見られたことなどを、今は笑って話せる。
このところ店の収支が悪く、手もと不如意でたいした小遣いもやれないが、かつて息子一号が贈ったショルダーバッグが破れているのを見て、代わりになるものを買ってやることに。キラリナの雑貨店でポーターの小さなショルダーを奮発した。
明治古典会の経営員をしている息子一号は今夜も帰ってこない。今回の帰省では、飼っている猫をめぐってケンカをしていたようだ。兄弟の間の事は、私にはよくわからない。