宅買復帰とオレオレ詐欺

久しぶりの宅買。一昨日の診察で肝臓の機能は正常になっていることが確認された。重労働に従事してもよいというお墨付きをもらったので、古本屋の最大の醍醐味である宅買に復帰した。入院前の4月23日以来だから、57日ぶりである。
実は先週にも市内の廃校になった小学校に、行政の集めた本を見に行ったのだが、数万冊にのぼる処分予定品のうち村上春樹の署名本など一部のものを除けば買取可能なものがほとんどなかったので、下見だけで終わっていた。これは、むしろ変わった建築の校舎が見学できたことが面白かった。
本日は、やはり一般のお宅ではなく、青梅にある大学の図書館まで先生の旧蔵書を引取に行った。1000冊あまりで、ちょうど車に乗る分量である。漱石全集、大航海時代叢書など古書価としては厳しいものが多かったが、中には少し珍しいものもあった。ほぼ全量を引き取って、雑誌などを少量残してきた。
昨日相談を受けたばかりだが、たまたま今日の予定がキャンセルになりまるまる空いていたので、突然訪問することになった。心の準備をする間もなく引き取ってしまったので、先生にはちょっと申し訳なかった。
昨日は私の母親にオレオレ詐欺の電話がかかっていたらしい。今朝になって、女房殿の所に問い合わせの電話があった。夕べ一度は信じかけたが、どうもつじつまの合わないことを言っているので不審に思ったため事なきをえたようだ。警察にも相談したので心配はなさそうだが、念のため青梅の帰りに彼女が住んでいる町田に回って、久しぶりに顔を出した。