その奥にはさらに本の山がある

練馬といっても光が丘は遠いだろうと早めに出かけたが、井荻トンネルを抜けるとすぐで、息子一号の運転もスムーズ。思いの外早く着いた。ニュータウンの外にあるファミレス街で食事。タバコを吸う息子一号のために座った喫煙コーナーは強面のおじさん達がいっぱいである。
団地の中で道に迷い、なかなか車を目指す棟に近づけることができない。徒歩で斥候をした私は上着を持っていなかったので、凍えた。11階の部屋には本が10箱ほど積まれている。しかし、その奥にはさらに本の山がある。今回の処分は全体のごく一部だが、だんだんに整理していくというお話である。
二軒めは店の近くで、国文学や詩集など700冊ほど。二階から階段を下ろす。いちど店に寄って買入品を降ろす。店にももう置き場がないのだが、店長が何とかやりくりして棚の後ろなどに積み上げてくれる。古典会の大市で通常の市場が一週間休みだから、本の行き場がないのだ。倉庫も一杯である。
三軒めは40箱という話だったが、箱が小さめだったので、すべて出して縛れば車に積める。文庫や読み物など1500冊。もうどこにも降ろす場所がないので、車に積んだまま終わりにする。明後日には、古書組合の車が来て会館に運んでくれる。今回は5000冊分ほど頼むことにしよう。
店に戻ったのは6時過ぎ。今後のことを店長と話し合うが、ヘトヘトになっているので、けんか腰になる。切り上げて早めに帰ることにした。全農の店で野菜とベーコンを買って帰宅。夕食は豚肉と白菜のスープとかきフライ。