東京蚤の市

佐藤店長と二人で「東京蚤の市」に行く。少し出遅れたので会場前の行列を見ることはできなかったが、なかはすごい熱気で、古書の出店が集まっている建物まで 人をかき分けて進むのもたいへんだ。雑貨に群がるのはほとんど女性だが、古書の場所には男性客も多い。入り口近くには業界歴も長く古書組合にも加盟している「にわとり文庫」さんがいた。挨拶しようとしたけれど、スタッフともども会計を急ぐ人に取り囲まれていて、話しかける余地がない。他の出店者も同様で、売れ行きの凄さを見せつけられる。古書組合加盟の方はお会いしたことがある方が多いけれど、多くの方がホームページやTwitterで拝見するだけだったので、実在していることが感慨深い。昼過ぎぐらいに何人かに挨拶をして帰る。本は、よみた屋の価格体系では買えるものは少なかったが、ピンバッチ、紙型(活版印刷の途中過程で使う型)、それに絵本などを少し手に入れる。帰りには、竹で作ったはたきとホウキグサの箒を買った。古本屋には必需品だが、最近のプラスチック製のはたきは使いにくい。
会場の食べ物はどれも並んでいるので調布まで出て出雲そばを食べる。バスで吉祥寺に戻り、私はそのまま通常業務。佐藤店長は夕方から神田に行って月曜日の中央市に出す荷物の準備である。息子一号も神田にいるが、頼まれて他の人の出品の仕訳をしているので、よみた屋の仕事はしている暇がないらしい。
帰ってきた店長と近所のスペイン料理店オセアノでシラスのアヒージョをつまみにワイン。