立川志の輔独演会

立川志の輔の独演会を聞いてきた。演目はお神酒徳利と江戸の夢。
志の輔は聞き手の左手の指の靱帯を切るという怪我をしていて、その説明から枕に入る。
「お神酒徳利」はよくある八百屋が占い師に化ける話ではなく、番頭さんが女房の助言で徳利を出すという話。水甕の中に隠したいきさつも違う。圓生の型らしい。
「江戸の夢」は宇野信夫原作の、これもまた圓生の噺。襲名に関しては、円丈と鳳楽の争奪杯が話題になっているが、志の輔は平成の圓生を目指すのか。そういえば、落語協会脱退騒ぎの時、師匠の談志も一時同調していたのだった。