越前蟹を食べに行ってきました
蟹を食べに福井まで行ってきた。
本当は北陸一円の蔵書買い取り蔵開けの旅だったのだが、準備不足でもありこれといった収穫もない。まあ、蟹を食べたのが最大のイベントだった。
出発は午前4時すぎ、環八から東名に入り、琵琶湖のそばを回って関が原に差し掛かる頃にはすっかり夜も明けて、見事な紅葉を眺めることができた。泊まったのは東尋坊にも程近い越前三国の民宿あらやhttp://www.e-araya.com/。
窓からは越前松島http://www.mikuni.org/contents/play/sightseeing/matsushima.htmが手の届きそうな近くに見える。柱状節理が折り重なった岩場にまばらな松が奇妙な聖所である。数分歩いて行ってみれば、縄文時代に人が暮らしたという洞穴の中には観音様が据えられていた。
隣には越前松島水族館http://www.echizen-aquarium.com/呼び物はペンギンの散歩である。アザラシや越前クラゲに触れることもできる。
夕飯には蟹尽くしを出してもらった。まずは蟹刺し、そして焼き蟹、セイコ(メスの蟹、小さい)はソトコ(卵)ウチコ(卵巣)がうまい。メインはもちろんゆで蟹。カニだけで腹いっぱいになることなんてあるんだ。〆は岩海苔の雑炊である。
翌朝子供たちにお土産の蟹をゆでてもらうと、雄島を駆け足で見て加賀インターへ。途中、北潟湖畔の木々が色づいて美しい。
日本海岸の北陸道。富山を通って新潟に入り親不知に差し掛かった頃はすっかり雨。晴れていればさぞよい景色なれど。上越道では夜になり、霧が立ち込める。所どころ工事で車線規制があるのだが、トンネルを出ると霧の中で突然工事のライトが浮かび上がり、肝試しじゃないんだから。
Kと交代交代で運転して、8時に帰宅。さっそく子供たちとゆで蟹を食う。