プロの舞台でもなかなか見られない気迫のこもった演技を見ることができた

金曜日は、本来なら休みをもらえるはずの日であるが、出勤して銀行の方と打ち合わせ。そのあと宅配買取を2件査定。ランチタイムは過ぎてしまったので、上杉で女房殿と蕎麦をたぐる。つまみは焼き味噌とそばがき。

少しだがお酒が入ったので、店には戻らずに吉祥寺の街でウィンドウ・ショッピング。のはずだったが、エーグルの閉店セールで半額になったジャケットとセーターを買ってしまった。これで穴の開いたカーデガンとさよならできる。

夕方からはアルバイトのIAが所属している俳優養成所「青二塾」の卒業公演を見に行く。演し物は日本舞踊、音楽劇、芝居だ。

舞踊は、伝統的な日本舞踊に始まって、踊りの型を激しく舞い、フランシス・レイの曲に合わせた踊り、メロドラマ風の所作事、最後にはボレロまで現れて飽きさせない。

音楽劇はマザー・グースだ。ストーリーはあまりなくて、フォークダンスをしながらひたすら歌う。IAは歌が得意のはずだが、ここではあまり活躍しない。

芝居は手塚治虫の「火の鳥・鳳凰編」。奈良時代の大仏建立を背景に、才能ある善人に生また仏師と、醜く孤独な人殺しの運命が交錯する。IAはコロスという群読の役。正確な発音と明瞭な発声だ。プロの舞台でもなかなか見られない気迫のこもった演技を見ることができた。

夜は、アルバイト君がノロウィルスにやられてダウンしたため、またまた店に戻って閉店まで。