へんな本シリーズ 世界神秘学事典 荒俣宏編 平河出版社

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本全体がウソというメタ・トリックの代表的な本。古今東西のあやしげな言説をすべて「事実」として採り上げる。中世の「ゾハール」、60年代アメリカ西海岸で流行った(?)頭蓋骨に穴を開けて脳を覚醒させるという手術、弥勒信仰、神代文字などが内在的に(つまり、常識的視点から批判をくわえていないで)語られてゆく。たぶん版元もだまされて作ってしまった本。