きのうの２０００冊は、あらかじめサンプルとして預かったのが著作権関係の本だったのだが、実際には法律書はごく一部１００冊程度で、ほとんどが小説の文庫であった。くたびれたモノや翻訳サスペンスは遠慮して、５００冊ほど買い取らせていただく。少し距離が遠かったので、出張はそれ一件のみ。
先週、預かってきた掛け軸を一本一本広げて作者などを確認していく。約４０本あり、結構たいへんだ。しかも長年屋根裏におかれていたという事で、汚れや痛みがひどいものもあり、慎重に扱わないと破れそうだ。箱がないものもあるし、あっても正しく入っていない。
審美眼に優れた店長と二人で両手も顔も真っ黒にして、一つずつ見ていく。円山応挙、渡辺崋山、勝海舟、橋本雅邦などの名が見える。いくつかはすじのよいものもあるようだ。だいたいリストを作り終えたころ、髪を切っていた息子一号が戻ってきて、手早く片付けてくれた。さすがに明古で軸物の扱いに慣れているだけのことはある。
９時を過ぎたので、三人で近所の中華料理店へ。店番のアルバイトふたりも呼び寄せて、５人で深酒をしてしまった。ふだんはほとんど外で酒を飲まないし、家でもビール二缶程度なのだが。
というわけで二日酔い気味の今朝は、しょっぱい汁を飲みたかったので、カップラーメンを食べて出勤。出張買取は近所だが、１０００冊という一件のみ。出かける前に店長とパブリック・キッチンで昼食。行ってみたら、ほとんどが痛みすぎていて買取対象にならない本ばかりで、全部片付けるのは無理。２００冊程度を選ばせていただいて、後は処分してもらうことに。
１年間続けていた拡大児童書コーナーは本日で終了。店長が解体工事（と言っても、本を動かして棚の段を変えるだけだが）を決行。私は、宅配買取がまた溜まっているので、まず２日前に届いた８箱を開封。なかなか良い本が多くて査定に難航して、２０時作業終了。ちょうど、店長も一段落したので、今日はこれまでにしましょう。
帰りに立ち寄った「全農の店」で、２９８円の弁当が半額になっていたので、本日の夕食として購入。税込み１６０円である。