メインはリードヴォー
出張買い取りは大学の先生。研究室の片づけ。数年前に店で、退職の折りには引き取ってという会話をしたらしい。申し訳ないけれど記憶がさだかではない。お店に来てくださる先生には、機会があるごとに本を処分するときにはよみた屋を利用してくださいとお願いしているので、もう誰にいつそれを言ったかは覚えていられないのだ。もともと僕は本しか見ていないので、一度でも売ってもらったなら、その本の概要を必ず記憶しているが、お客さんの名前は覚えていないことがある。○○だと名乗られるよりも、△△という本を売った者だがと言っていただく方がわかりやすい。
研究者の方々がよみた屋に蔵書処分のオファーをしてくれるきっかけは、やはりお店に来てということが多い。ある程度高度な学術書から時事的な読み物まである品揃えを見て、自分の本も新しい読者への受け渡しが可能だろうと信頼してくれるのだ。僕らはそれに応えて、一冊一冊を大切に棚に並べていかなければならない。
明日はさくみちフェスティバルの積み込みがあるので、本は一時的に倉庫に降ろす。ついでに、倉庫にあるブルーシートなどの道具類を取ってくる。
夜は母親を招いて芙蓉亭でフレンチディナー。メインはリードヴォーを選ぶ。ソムリエからウエイター(ウエイトレスか)まで、従業員が全員女性だった。母親を自宅まで車で送る。