今夜はばかに星が多い
木曜はツブシの日。商品にならない本や、紙類を故紙業者に引き取ってもらう。正月を挟んだので、二週間分たまっている。2000冊以上か。
本をツブすのは、我々古書業者にとって最も心が痛いこと。生き物なら、誰も手を下さなくてもいつか寿命が来て天に召されるが、本は誰かが葬るより他ない。ならば我々プロが責任を持ってゲートキーパー(門番)をするべきだ。もちろん古書業者だけでは、その選別はできない。本を買ってくれるお客様が選んでくれない本が召されるべき本なのだ。ベストセラーなどで、日本中に数多くある本からそうなる。この選別はお客様との協同作業なのである。
「日本の古本屋」リニューアルの打ち合わせ。11時集合だが、ツブシの引き渡しに手間取り10分遅刻。間違って理事会をしている部屋のドアを開けてしまう。
お弁当はチキン南蛮。2時からシステムベンダも交えて会議。6時からは再び事業部だけで、全国説明会のすり合わせ。9時過ぎに終了。「なにわ」で夕食。ふぐチリなど。たまたま一新会の新年会後に居合わせた橋口さん、小林さんと合流。なくなった中野智之さんの話をする。
11時過ぎに帰宅。うちの近くの細い道、どんぐり小路から見上げると、今夜はばかに星が多い。