赤字を出している人が古本屋経営の本などえらそうに書いている場合だろうか
今日は決算の集計のために税理士の先生に来てもらった。女房殿がコンピュータで自力記帳しているのだが、きのう試算表を出してみたら、どうも数字が合わない。どうも期首の繰越金が間違っているらしい。しばらく苦闘した後、決算修正で入れた伝票の消費税区分が間違っているために全てが合わないのだとわかった。10時の閉店後、伝票を入れ直して元帳を印刷し始めた。泥縄だが、早めに印刷すると間違いがあった場合、また別の修正伝票を書くことになる。
トナーも予備を用意して万全の体制で臨んだつもりだったが、なぜか同じ所を何度も印刷したりして上手く行かない。そのうち、マゼンダを交換しろ、それが終わったらシアンを交換しろというような感じになった。ブラザーのプリンタにはよくあることらしいのだが、全てのカラーインクがほぼ同時になくなる。使っている量は違うはずだからおかしい。どうもカウンターが付いていて一定枚数を印刷すると、トナーの残りがあろうと強制的にカートリッジを交換させるようだ。
10時から始めたのだが、全て終わったのは1時ごろになった。若い同業者の結婚パーティーが高円寺であった。今日になって誘ってくれる人があったが、行くことはできなかった。ちょうど、中央市終わりの飲み会から帰った息子一号から、鍵を忘れたので家に入れないと電話があった。店に寄れと言っておいたのに。疲れたし、待たせると悪いので、タクシーで帰宅する。ところが、家に着く早々、女房殿が「パンを忘れた」と言って自転車で店に戻り、神戸屋で買っておいたのを取ってきた。
三人でパンを肴に酒盛り。焼酎が一合の半分ぐらいしかなかったので、料理用の普通酒を出してきて飲む。2時半就寝。
今朝は10時に税理士の先生が自宅に来る。先生は脚が悪いので、家の中では座ったまま手の力で滑って移動する。よく掃除しておかないと、服に埃が付いて申し訳ないので、大慌てで片付ける。掃除機をかけるのは僕の役割と分担したのだが、転がっているCDを拾ったり、脱いだままの服を締まったりしている間に時間がなくなり、女房殿にやってもらう。
いつもは先生だけだが、今回は高齢化した先生の仕事の引き継ぎも視野に入れて、事務所の方も同伴。前日に悪戦苦闘しておいたおかげで、帳簿の整理は例年より早く終わった。減価償却や繰り越し処理の打ち合わせをして、2時ごろには終了。しかし、去年役員報酬を引き下げたにもかかわらず、数百万円の赤字が出そうだ。主な理由は、お客さんからの買取が少なかったこと、市場への出品が減ったこと。僕が「日本の古本屋」事業部長を引き受けたときに女房殿が予言したとおりになった。
「日本の古本屋」と言えば、来年4月に迫った消費税率の変更に関して、どのような対応を取るか、頭を悩ますところである。
先生が帰ったあと、女房殿は店の店長として出勤。店には息子1号とパートの人しかいない。アマゾンの受注システムに問題があるらしい。直しに行けないので、今日に限っては全て手動でやってもらう。
〆切に遅れている原稿を、書き始める。15枚は書いたけれどまとまりが付かないので、明日もう10枚程度書き足して送ろう。しかし、赤字を出している人が古本屋経営の本などえらそうに書いている場合だろうか。