花組の全国公演
宝塚歌劇というものを初めて観た。
花組の全国公演ということで、近所に来たので見に行った。
音楽は大げさでファンファーレとコーダを繋いだような曲が延々と続いてゆく、ワーグナーの無限旋律のごとく途切れないが、ボレロの後にタンゴの後に行進曲の後にフラメンコの後に…みたいな感じで10秒ごとに切り替わる。周知のように女性だけでやる歌芝居だが、男役が中心でお姫様役の歌唱はちょっぴり。楽器の演奏は生ではなく、録音を爆音で流すのに役者が胸マイクで歌う。歌はムード歌謡の様なものが多かったが、これは今回の出し物の特徴なのかもしれない。
台詞の多い芝居と、ストーリーのはっきりしないレヴューの2部構成で、時間も長くサービス満点だ。踊りと衣裳はすばらしい。特に後半のレヴューはバレエ(トゥシューズは履かない)ありラインダンスあり社交ダンスありで飽きさせない。
星組公演の先行予約案内を受け取る手続きをして帰ってきた。