販売員の引力
三連休の三日目だが、なぜかお客さんが多い。店内にたくさんお客さんがいて、しかもみんなカゴを持っていて、中には本が何冊も入っている。陽気がいいからか。
当店ではあまり置いてないのだが、映画のDVDもよく売れる。映画評論家のM氏の事務所から買ってきたのが呼び水となったのか、このところ結構仕入れがあるのだ。というわけで、そろそろブルーレイディスクのかかるプレーヤーも必要かと思い、ヨドバシで発注。ついでにモニターも買う。
この間から、本を棚に蒔くのが楽しくて、開店前から岩波書店のマークよろしく、店内を走り回る。昼休みと夕方を使ってブルーレイの選定をしたので、へとへとになってしまった。
9時半帰宅。お風呂に入って、食事をして、Kが友人から借りてきた韓国ドラマを一緒に二本見て、休肝日なのに泥酔みたいになって就寝。
新人のAY子はいつもニコニコしていて、接客の感じがとても良い。K子さんなど、ほかの従業員も感心している。お客様もAY子の笑顔には笑顔で答えてくださる。実際、彼女の出勤日には売り上げがよい。
その人がいるとなんだか売れる、という販売員がたまにいるものだ。磁石が磁力を持つようなもので、求めて得られるようなものではない。芸人の「フラ」、役者の「ハナ」のようなものだ。