レオノール・フィニ挿絵の『O嬢の物語』

練馬方面にS店長と出張買取。店長代理Aと少し打ち合わせをして、11時30分に出発。まずは松月庵でカツ丼とキツネそばを分け合って食べる。車の中では、きのうの勢いで、ノリントン(旧盤)とサイモン・ラトルのベートヴェン第九を聴く。ガーディナーとくらべたらノリントンは意外におとなしい。溜めがないので、曲がどんどん進んでしまって、あれ、もう終わり? ラトルの4楽章の終わりは、ピッコロがぴーひょろいってすごい。「小鳥はさえずり、林に森に」ということか。
レオノール・フィニ挿絵の『O嬢の物語』、ビアズリー『The Yellow Book』など。車に四分の一で23万円也。
1893年版『アーサー王の死』もあった。カタログに載っている3冊本のモリス風装飾入りの布製バインディングではなく、革製で10冊ほどに別れている。本当に初版か、あるいはそれを自家製製本したものか、確信を持てず。結局、買取は保留ということに。
その足で、神田古書市場に行き、きのうの残り物を片づけて、更に水曜日分の出品をつくる。道はすいていて順調だが(前日には首都高で、タイヤがバーストしているトラックを見た)、吉祥寺に着く頃はすでに7時。まだまだ明るいのにナア。
S店長は直帰。私だけ店に戻って、本日の報告をA店長代理から受ける。8時帰宅。夕飯はグリーンカレー。ササガレイの干物。
夜は疲れたのでなんにも聴かないで寝ようと思ったが、無音だと眠れないので、グールド演奏モーツアルトのソナタ集をかけたら落ち着いて安眠。
今朝の体重56.0kg。