NHマスタ(日本の古本屋が持つ書誌カタログ)のメンテナンス方法

「日本の古本屋」の会議は午後からだが、そこで発表するはずのNHマスタ(日本の古本屋が持つ書誌カタログ)のメンテナンス方法の資料ができていないので、開店前から店で作成。構想は何度も掲示板に書いているのだが、具体的なイメージがないと伝わりにくい。ラフでもいいから「絵」があればいいのだが、これを作るのに手間がかかる。
いつものようにキンパ(韓国のり巻き)を持って会館到着。12時過ぎの神保町は、サラリーマンや学生が昼休みに総出で、飯屋はいっぱい、弁当は売り切れ、コンビニにも長蛇の列である。しかもみんな三人五人のグループを作っている。気の弱い私はとてもその間に割り込めないので、吉祥寺から弁当を買っていくのである。
どうやって新規の書誌を提供してもらうか、その書誌を承認する仕組みはどうするのか、同じ書誌と思われるものの統合は誰がするのか、画像の登録はどうするか。
基本原則は以下のようなことだ。
書誌の項目はシンプルであること。(古本屋が特に意識せず作れる)
書誌を作るのは古本屋の集合知であること。(事業部が作って古書店に提供するものではない)
ISBNや国会図書館のJP番号など外部のIDと連携すること。(外部データベースから「日本の古本屋」を参照できる)
書誌と書誌の関係を記述せず、構造を持たないこと。(書誌同士の関係は外部のデータベースに頼る)
図書館の書誌などで明らかにされている以上の情報は持たないこと。(それは個別古書店の営業上の知識だから)
メンテナンス方法の枠組みを説明するだけなら、1時間程度あればすむのだが、より効率的な画面の作り方、ページ同士の関係のあり方、仕事の順番との整合性など、議論が細かいところに入っていくので、数時間が瞬く間に過ぎる。
6時過ぎに帰店。メールチェックだけして、母の日のプレゼントを買いにデパートへ。