波動方程式で選択肢を自動生成

朝がつらいので7時だった目覚ましをここのところ8時に変えている。その8時にもすんなりベッドからでられないことが多い。今朝も尿意で目が覚めたが、トイレに行ったあとベッドに戻るつもりだった。しかし部屋から物音がするので気づけば、もう7時半、女房殿は朝ご飯の支度をしているのだった。さっき這い出てきたベッドにまだいるものと、てっきり思い込んでいた。仕方がないので、そのまま起きる。朝食は丁寧に擦られた大根おろし、イカの塩辛、ジャーサラダ。おろし汁をすすりすぎて少々腹が痛い。
店では雑用をこなしているうちに昼頃になってしまい、あわてて古書会館へと急ぐ。途中、キムパとうるめいわしの丸揚げを弁当に買う。13時から「日本の古本屋」コンテンツ会議。facebookに引用されたときなどに表示されるものを指定するogタグを決定。
14時からは「日本の古本屋」運営会議。今回はクレジット売上の古書店会員への支払い日について、まず話が集中する。売上情報はカード会社、クレジット代行業者、「日本の古本屋」のシステム会社が絡む複雑な経路をたどって、古書組合にたどり着く。お金も同じような手順で古書組合にもたらされる。当初の予定では翌々月の初めごろに、各古書店へ売上を配当していたが、関係各者が少しずつ縮める努力をして、結果この1年は翌月末日に振り込むことができていた。しかし今回は事務的なミスで2日ほどずれ込んだ。
月末支払いを約束したことはないが、みんながそれに慣れれば、できなかったときに不満が出る。その気持ちもわからなくはないが、サービスでやってもらっていたことが、たまたまできないことがあったからといって、怒られるのは困るというのも事実。事態を事業部でどういう風に捉え、また古書店会員にどのように理解してもらうか議論する。
15時からシステム会社を交えての打ち合わせ。今回は瑕疵の洗い出しと、来週に予定されているメンテナンスで適用される改修の内容確認や検索精度のチューニングについて。また、新たに発見された不具合や不自然な動作、制作意図と違う表記などについての連絡。
19時終了後、「矢まと」で反省会。量子力学を応用したマーケティングシステムであるScanamindを利用して、「日本の古本屋」のファセットを自動的に生成できるはず、などという与太話をする。帰りの電車では、「日本の古本屋」の古書店側管理画面であるZIZAIとPOSレジを結んで更にチャットサポートを組み入れることで、リアル古書店性を演出できるとか、山手線は車両をやめて歩く歩道にするべきだとか、さらなる法螺ばなし。
歩く歩道は両脇側では低速で中心近くは高速で動かせば、安全に乗り降りできる上に高速移動も可能だ。ただし高速部では空気抵抗を受けるので、筒状の覆いを付けて風を流してやる必要がある。中心に行くほど風を速く流すことは可能かもしれないけれど、ベルヌーイの定理により乗客は中心側に引っ張られるかもしれない。
いや、各駅に巨大なエレベーターを付けて頂上から他の駅に滑り台を降りるようにして行くのが良いというアイデアも出た。たしかに、終点近くで減速するときにハイブリッドカーの要領でエネルギーを回収すればかなり効率のよい空間移動システムが構築できるかもしれない。