モホロビチッチの不連続面

プッチーニの歌劇「マノン・レスコー」を見た。キエフ・オペラ、ウクライナ国立歌劇場管弦楽団。歌唱はすばらしい。物語は陳腐。曲は普通。演出はおざなり。最近は、舞台を現代に移したりする「斬新な」演出がはやっているが、オーソドックスそのもの。衣装が美しい。
家に帰って、日本酒の試飲会の景品で送られてきたカニを食べる。ずっと前のことで、カニをもらえるはずだったという記憶も無い。「カニカニ詐欺」かと思っていちど受け取り拒否してしまった。
新人店員MY子を囲んで「ムーラン」で食事会。いつものように馬肉のカルパッチョに、鳥のフォアグラ載せ。
宇宙空間で音は伝わるのか、というA男の質問に、糸電話をつなげれば伝わるが、重力がないので針圧を得られずレコードはかけられない、というようなバカな答えをして楽しむ。しかし、地殻とマントルの境目で振動の伝わる速さが変わる「モホロビチッチの不連続面」を思い出すことができず苦悩。