カルシウムをクレモナ

きのうの朝ご飯は、何だったろうか。ここ数日は朝起きてすぐブログを書いていたのだが、今日はもう夕方になってしまった。たしか、鍋の中で30分炒めた玉葱のスープ(前日Kが作った)と、納豆だった。ふだん必ずつける、ちりめんジャコなどの小魚は品切れだ。
玄米を食べていると、カルシウムなどのミネラルが不足する危険性があるという。なぜ、ミネラルを多く含む玄米を食べて、かえって不足するのかと言うと、食べ物は口に入れたすべてが吸収されるわけではないからだ。
玄米にはフィチン酸という成分が比較的多く含まれていて、これが、体内の毒素と結合して排泄してくれるので、抗癌作用があるらしい。しかし、玄米自身のミネラルとも結合してしまうので、吸収されなくなるのだ。さらに、食物繊維も多く含まれるので、腸での吸収がわるく、カロリーが白米よりも低い。だからこそダイエット食品になるのである。
(僕は玄米が好きで食べているが、必ずしも健康によくはないと言っておく。もし、ポストハーベスト=収穫後の農薬が行われていた場合、ぬか部分を食べる玄米は非常に危険だ。だから、信頼できる米だけを食べるべきである。しかし、同じものばかりを食べ続けるのは、もっと危険だ。もし、その食品に害があるものが含まれていたら、体内で濃縮してしまう。まれにしか食べなければ平気なものも、毎日蓄積すると毒になるのだ。そして、現代社会で完全に安全なものを手に入れるのは不可能なのである)。
僕の体重は、20歳から30代を通して50kg台前半だったが、ここ数年、ひどく太った。インターネット販売のために座って店番するようになったからだ。人間いちど座り込むと、にどと立ち上がれるものではない。店員はみんな立っているが、僕だけはその真ん中に座って威張りちらしているのである。ただし、みんなの作業台は立って使うようになっているが、僕にはないので、パソコン前の机から本があふれたら、床にしゃがんで作業することになる。
去年10月、60kgを越えた時点で、さすがにこれではいけないと思って、ダイエットを志した。フィットネスジムもやめていたので、主に食事によるダイエットである。
最初に思いついたのが、ご飯(メシ)を減らすことである。白米を玄米にし、夜はメシ抜きのおかずだけ。週に二日の休肝日、朝と昼は夜に食べない分メシを中心にして、おかずをセーブ。
これで、去年10月から今年2月までの半年間で、52kgに落とした。軽快である。食べてないとヘナヘナになるが、食べ過ぎても胃に血が集まって目の前が真っ暗になるので、たいして変わらない。空腹も慣れると、当たり前になってきて、それほどつらくはない。過食のあとの空腹はひもじいが、常態化した空腹は快感である。
だが、内臓脂肪が減った分、包容力のようなものも減ったようで、こっちは普通にしているつもりでも、周りにいる人は怒りっぽくなったと思っているかもしれない。
精神的な面だけではなく、肉体的にも余裕は少ないから、日々の食事は大切だ。小魚でカルシウム、納豆でたんぱく質、味噌汁でその他のアミノ酸は必ず取りたいのである。
朝食には不満を残しつつ、洗濯はなしで、お店に出勤。
まずは、社会科学の先生からまとめて買い取ってそのままになっていた本を一気に片付ける。そのうちに、お店の人たちが出勤し始めたので、ブログ用の写真を一枚いただく。
きのう買い取った精神世界の本に値段をつけはじめたところで、運送屋さんに集荷代行に行ってもらった買い取り品が三十数箱、届く。玄米と昆布、かぼちゃの煮つけの弁当を食べて、午後はこの荷物と格闘。整理の難しいものが多い。古書として再利用できないものも多い。
買い取り価格を踏んだだけで、散らかした状態。後の始末を男店員Mにまかせて、売値をつけるほうに帰還。結局、全部はつけきれず、値段を付ける机の周りにかろうじて全部置いたところで、終了。
夕食はカキフライに冷しゃぶサラダ。デザートは手作りのスイートポテト。休肝日なので、飲み物はなし。
酒代わりに、モーツァルトを聞く。6月ごろブリリアント・レーベルの全集を買って、順に聞き進めているのだが、まだ半分である。最初の交響曲はすばらしかった。ヤップ・テル・リンデンという人の指揮だ。全く清潔な響きで、大げさなところがない。協奏曲はまちまちだが、ディベルティメントはこれまたすばらしい。
11時睡眠、8時起床。9時間睡眠である。

cremona.jpg モーツァルトの全集と、しがない古本屋には分不相応なスピーカー、クレモナ。プレーヤーはPHILIPSのLHH-300R、アンプはせこくてcreek4040。早くお似合いのアンプを買ってあげたい。
ちなみに、モーツアルトの全集はヤフーオークションで買った。新品180枚で送料込み15000円弱だった。一枚85円ぐらいである。